オハイオ州だけではない：偏った言葉遣いは投票措置を阻止する注目の新戦術

オハイオ州憲法の変更をより困難にする法案に反対する数百人の抗議者が、5月のオハイオ州下院の開会前に円形広場を埋め尽くした。 グラハム・ストークス/オハイオ・キャピタル・ジャーナル

中絶の権利支持者らは月曜日、同州が今後注目しているこの問題に関する住民投票のためにオハイオ州当局が作成した「欺瞞的な」投票文言に対して、月曜日に訴訟を起こした。

しかし、かつては曖昧だった投票文言をめぐって最近激しい争いが起きているのはバックアイ州だけではない。

ここ数週間、別の中絶権利法案が争点となっているミズーリ州とアイダホ州の当局者も、有権者にこの問題を説明する際に偏った否定的な投票文言を用いて、反対する市民の取り組みを阻止しようとしたとして訴訟で告発されている。 アーカンソー州では昨年、州委員会が投票文言が問題を十分に詳しく説明していないと主張して、必要な数の署名を集めた投票案を拒否した後、同様の法廷闘争が起きた。

直接民主主義の支持者らは、こうした言語論争を、全国で展開されている投票活動を巡る大規模な戦争におけるもう一つの戦術とみなしている。 ステイツ・ニュースルームが報じたように、近年多くの州は、より面倒な署名要件を課したり、有権者の承認基準を単純過半数を超えて引き上げたりするなどして、投票措置を取り締まろうとしている。 投票文言をめぐる論争が最も顕著に広がっている4州すべてで、共和党議員らが投票措置をより広範に制限するための別の手段を試みたが（これまでのところ失敗に終わっている）、これは偶然ではない。

たとえ誤解を招く投票用紙の文言が最終的に裁判所によって棄却されたとしても、こうした争いは支持者に長期にわたる訴訟を強いることになり、イニシアチブを起こすためのコストが上昇する可能性がある、と支持者らは言う。 また、一部の州では、投票用紙の文言が承認されるまで署名集めを開始できない。つまり、文言をめぐる争いによって遅延が生じ、主催者が必要な署名を得るまでの限られた時間が侵食される可能性がある。

「これは、投票タイトルを攻撃する取り組みがエスカレートしている」と、進歩的な投票政策を支援する投票イニシアチブ戦略センターの法務・政策擁護ディレクター、サラ・ウォーカー氏は語る。 「これは、有権者の意志を損なうための長い道のりのようなものです。 そしてそれは、有権者と歩調を合わせていない政治家が権力を強化するためにどこまで喜んで取り組むかを示している。」

偏った表現の主張は、投票手続きの管理における州長官やその他の州職員の役割についても疑問を投げかけている。 投票制度を支持する場合も反対する場合もあるが、州の選挙管理者は、候補者が関与する従来の選挙を実施するときに期待されるのと同じように、公正かつ公平にその職務を遂行する必要があると長い間期待されてきた。

しかし、現在の非常に党派的な政治情勢では、その期待は崩れつつある可能性があり、善良な政府の擁護者らは懸念を抱いている。

「政治化した党派的な国務長官は、概要の文言をコントロールすることで、投票の質問に対する国民の理解を完全に歪める可能性がある」と、選挙管理から党派性を排除することを目的とした改革を支持する選挙改革者ネットワークのエグゼクティブディレクター、ケビン・ジョンソン氏は述べた（情報開示：この記者は 2022 年に数カ月間、ERN のコミュニケーション コンサルタントとして働いていました。 「スポーツにおいて、特定のチームのために審判を務めることは決して受け入れられないし、選挙においても同様であるべきではない。」

ジョンソン氏はミズーリ州を指摘し、中絶の権利に反対する共和党のジェイ・アシュクロフト国務長官が先月、「避妊から出産に至るまでの危険で規制されていない無制限の中絶」を保護するかどうかを有権者に問う投票表のタイトルを承認した。 このタイトルでは、有権者に「生存権を保護する長年のミズーリ州法を無効にする」かどうかも尋ねている。

ミズーリ州のACLU支部が起こした訴訟は、共和党知事候補に立候補しているアシュクロフトに対し、より中立的な表現を使うよう求めている。